シリコン

シリコン初級

Siliconシリコン珪素

半導体の材料になる元素で、砂や石の主な成分です。日本語では珪素と言います。

なぜ大事?

スマホの頭脳も、AIを動かす半導体も、もとをたどれば砂です。地球の地面でいちばんありふれた材料の1つから、いちばん高価な部品ができている。「シリコンバレー」の名前も、ここから来ています。

やさしい解説

シリコンは、酸素の次に地球に多い元素です。砂浜の砂も、ガラスも、大部分がシリコンと酸素でできています。それを取り出して、不純物を「10億分の1」以下まで減らし、ゆっくり育てて1本の大きな結晶にする。それを薄く切ったのがウェハーで、半導体はその上に作られます。

なぜシリコンかというと、電気を「通す」と「通さない」の中間にあって、少し混ぜものをすると性質を自由に変えられるからです。1947年に発明されたトランジスタはゲルマニウムで作られましたが、シリコンは熱に強く、材料が安く、表面に守りの膜を作りやすかったので、1950年代の終わりに主役になりました。以来70年、置き換わっていません。

ちなみに、洗面所の「シリコーン」(シリコン樹脂)は別物です。シリコンに酸素と炭素をつないだ柔らかい材料で、元素は同じでも用途は正反対です。

例文

  • 「半導体って何でできてるの?」「シリコンだよ。砂の主な成分なんだ。それを10億分の1まできれいにして育てるんだよ」
  • 「シリコンバレーのシリコン?」「そうだよ。半導体の材料の名前。工場の町だったから、その名前が付いたんだ」

一次資料

最終更新: 2026-09-08