エーシック
ASIC上級
Application Specific Integrated Circuitアプリケーション・スペシフィック・インテグレーテッド・サーキット用途を決めて作る集積回路
「この仕事だけ」と用途を決めて作る半導体のことです。何でもできるかわりに遅い汎用の部品と対になります。
なぜ大事?
AIの計算は、いま NVIDIA の GPU がほぼ独占しています。その独占を崩そうとしている相手が ASIC です。Google も Amazon も Microsoft も、自分のAIのためだけの半導体を作り始めました。ニュースで「自社設計のAI半導体」と出たら、それはこれのことです。
やさしい解説
包丁にたとえると、何でも切れる三徳包丁が汎用の部品(CPU や GPU)、刺身だけを引く柳刃が ASIC です。柳刃で野菜は切れませんが、刺身なら三徳より速く、きれいに、力も要らない。用途を絞るほど、同じ電気で多くの計算ができます。
Google の TPU がその代表で、AIの計算に出てくる「かけ算と足し算の繰り返し」だけを、ものすごい数並べた作りです。Google の説明でも、TPU は機械学習のために特別に設計された集積回路、と書かれています。ビットコインを掘る専用機も ASIC です。
弱点は、用途が変わると使えなくなることと、設計に何年と数百億円がかかること。だから、計算の中身が固まったところから順に ASIC に置き換わり、まだ変わり続けるところは GPU が残ります。AIの計算がどこまで固まったか。ASIC の広がり方は、その目安です。
例文
- 「Google が自分で半導体作ってるって?」「TPUだね。AI専用の ASIC だよ。柳刃包丁みたいに、その仕事だけ速いんだ」
- 「NVIDIA は安泰?」「ASIC が増えるほど、決まった計算は取られていくよ。まだ変わる計算は GPU に残るんだけどね」
一次資料
最終更新: 2026-09-08