カクサンモデル
拡散モデル特級
Diffusion Modelディフュージョン・モデル拡散モデル
砂嵐のような画面から、少しずつ濁りを取り除いて絵を作る仕組みです。
なぜ大事?
画像を作るAIの中身がこれです。 文章を作るAIとは、まったく違う作りかたをしています。「AIの中身はひとつではない」と分かる、いちばん分かりやすい例です。
やさしい解説
作りかたは、覚えるときと使うときで逆になります。
覚えるとき。 きれいな写真に、少しずつ砂嵐(ノイズ)を混ぜていきます。最後は何が写っていたか分からない、ただの砂嵐になる。その「濁っていく過程」を、何億枚ぶんも覚えさせます。
使うとき。 それを逆にたどります。まったくの砂嵐から始めて、「ここはもう少しきれいだったはず」と少しずつ濁りを取る。それを何十回もくり返すと、何も無かったところから絵が現れます。
大理石の塊から像を彫り出す、と言われることがあります。足すのではなく、余計なものを取り除いていくやりかたです。
同じ言葉で頼んでも、毎回違う絵が出る理由
始まりの砂嵐が毎回違うからです。取り除きかたは言葉で導きますが、出発点がランダムなので、同じ道はたどりません。
だから「さっきの絵をもう一度」が難しい。多くの道具に、始まりの砂嵐を指定する番号があり、そこを固定すると同じ絵に近づけられます。
文章を作るAI(大規模言語モデル)は、次の言葉を1つずつ選んでいく作りでした。まったく別の考えかたです。 近ごろは動画や、文章そのものにもこの仕組みが使われ始めています。
例文
- 「画像生成AIってどうやって絵を作るの?」「拡散モデルっていうんだ。砂嵐から濁りを取っていく感じだよ」
- 「同じ言葉で頼んだのに違う絵が出た」「拡散モデルは、始まりの砂嵐が毎回違うからね」
一次資料
最終更新: 2026-09-05