シスウカンスウテキセイチョウ
指数関数的成長特級
Exponential Growthエクスポネンシャル・グロース倍々で増える成長
一定の期間ごとに倍になっていく増え方のことです。
なぜ大事?
人間の直感は「毎年同じだけ増える」足し算でできていて、倍々の増え方をほぼ確実に読み違えます。AIの進歩はこの倍々で進んでいるので、「まだ大したことない」と感じている間に、気づけば追いつけない場所まで進みます。
やさしい解説
池に、一日で二倍に増える水草があり、三十日目に池が埋まるとします。池の半分が埋まるのは何日目でしょうか。答えは二十九日目。二十八日目にはまだ四分の一で、ほとんどの人は「余裕がある」と安心しています。倍々の怖さと面白さは、最後が突然に見えることです。
これは空想ではありません。一九六五年にゴードン・ムーアさんが「機械に載る部品は定期的に倍増する」と予測し、六十年たった今も計算の力は倍々で伸び続けています。部屋いっぱいの計算機が手のひらのスマホになったのは、この増え方の実績です。発明家のレイ・カーツワイルさんは、これが計算機に限らず技術全体の性質だと考え、収穫加速の法則と名づけました。進歩が次の進歩の道具になるから、速さ自体が速くなっていくのです。
つまり指数関数的成長は、シンギュラリティを考えるための土台です。二十九日目の水草を見て「明日は大丈夫」と言わないために、この増え方を体で覚えておく価値があります。
例文
- 「AIの進歩、最近ちょっと速すぎない?」「指数関数的成長だからね。これでもまだ序の口かもよ」
- 「二十九日目の水草の話を知ってから、『まだ大丈夫』って言葉を信じなくなったよ」
一次資料
最終更新: 2026-08-17